2001バーズフェア
斎藤岬&山田章博両先生トークショー



文=初音むつなさん
(Junさん・砥部が多少加筆)

<時間まで「退魔針」の デジタルコミックが上映されていて、それを見ながら待つ事十数分。 さっきまでアニメイトのスタッフジャンパーを着ていた壮年の男性が おもむろに前に出てきました。実はその人こそが、コミックバーズの編集長 なのでした(^^;)<スクリーンでは退魔針のデジタルコミックが上映 される中、舞台上に淡々と椅子が並べられていきます。編集長が、あーでもない、 こーでもないと位置を動かすうちに両先生の入場の時間になり、退魔針の上映は 中途で終了。客席の左うしろの階段の方から、両先生が入場して、

「マンガ家トークショー・山田章博/斉藤岬」(15:30〜16:30)

が開演しました。 <山田センセの本日の出で立ちは、白のTシャツの上に黒のポロシャツ黒のGパン、右腕に黒のリストバンド、靴はスニーカーで、 くるくるカールの長めの茶髪、顔は妙に日焼けしているという、 どっちかというとサーファー系とかそっち方面のもの・・・

山田先生(以下「」)「こんにちわ」
編集長(以下「編」)「まず、自己紹介から・・・」
「え?自己紹介いりますか?たぶんまったく知らないで、通りすがりで 来たヒトはいないと思うんで(いいんじゃないですか?)(苦笑)」
編「あ、そ、そうですね(汗)。こちらが斉藤岬先生、そして皆さん ご存じの山田章博先生です・・・斉藤先生のファンの方はどれぐらい いらっしゃいますか?」
(会場、戸惑った様子で手が挙がらない)
斉藤先生(以下「斎」)(「たぶん山田先生のファンの方の方が多いと思いますよ(苦笑)」
(ここで編集長、おもむろに抽選券について説明をはじめる。ってゆうか 2人が来る前に前説は済ましといてくださいよーと思ったのは、 初音だけではあるまい)
「(ぎこちなげな編集長を見るに見かねた様子で) ちょっと読みましょか?」
編「そ、そうですね。えー、抽選券をお2人に引いていただいて、 絵入り色紙を5枚づつプレゼントさせていただく、という感じになってます。 それでは本日はこれから1時間、えー実際にはあと50分弱ですが、 トークショーをお楽しみいただきたいと思います。時間があれば、 あとで皆さんからの質問なんかもお受けしようと思いますが・・・さて、 お二方とも、時代は違うんですが・・・妖怪ものってゆうか・・・ヒーロー ものって感じのものを書かれてます。斉藤岬さんは、時代のある一部分を 非常によくご存じで、山田さんは京都の伏見という・・・非常にいいところ なんですが・・・お二人は歴史関係なんかは、どうなんでしょう?」
「マイク3つほしいなあ(ぼつり)。」
(なんと山田センセと編集長がマイクを握っていて、 斉藤先生は持っていなかった)
編「いや、このあとはお任せしますから。これを(汗)」
「いや、いちばんしゃべらはると思いますから(苦笑)なんかこのままやと喋りずらいですね・・・椅子くっつけちゃいましょう」
(マイク片手の山田先生、斉藤先生に寄り添うように椅子を移動させる。 とりあえず編集長が斉藤先生にマイクを渡したが、席は不自然にくっついた まま。その後、マイクが増えて、編集長の手にもマイクが。といったところで、 ようやくトークショーらしい雰囲気に)
「さっき喫茶店で、新撰組の話してたんですよね」
斉「そうですね」
「新撰組はどこがいいんですか?」
斉「いや、なんか男の人がいっぱい出てきて、よりどりみどりって感じ ですよね(笑)」
「そういえば、斉藤先生の仕事場って男の人ばっかりなんですよね」
斉「そうなんです。4人いるんですけど・・・」
「よりどりみどりじゃないですか」
斉「(苦笑)」
「なんか、夜中とかへんな気持ちになりませんか?修羅場とか」
斉「ええっ!?そ、それはどういう意味ですか?(苦笑)修羅場とか、 みんなで夜ゲームやったりしてますけど」
「修羅場は仕事せなあかんやないですか(ニヤニヤ)」
斉「ええ、あの、もちろん仕事終わってからですけど(汗)」
「ほんで、新撰組は?」
斉「え、あ、はい(苦笑)」
「誰が好きですか?」
斉「私はペンネームと同じ、斉藤・・・一です」
「え?違うんですか?」
斉「え?」
「いや、お名前」
斉「違うんです。田中です」
「新撰組に田中っていないんですか?」
斉「いるんですけど、途中で・・・(以下新撰組の田中話)」
「で、斉藤は何で好きになったんですか?」
斉「私は副長の近藤から入ったんですけど・・・なんとなく・・・」
「子孫に知り合いの方とかいはるんですか?」
斉「いや、いないですよぉ」
「じゃあ、なんか理由があるでしょ?」
斉「そうですねえ、最後まで生き残ったところとか・・・孫に木刀振り 下ろして「士道不覚悟じゃあ!」とか叫んだとか、そういうところですか ねえ・・・」
「(会場を見渡して)誰か斉藤についてもっと語れる人」
斉「いやあ、いないですよ、ねえ・・・」
「どーでもいいけど、マイク、へこんでますね。・・・話を切り替えましょう。」
斉「好きな食べ物は?とか。私の好きな食べ物は納豆です(笑) ・・・山田先生の好きな女性のタイプは?」
「もう結婚してるんですよ!?そんな事聞いてもしょーがないでしょ!?」
(場内爆笑)
編「(こりずに)えー、お二人とも歴史にお詳しいんで、そのへんの 話はどうでしょう?」
(斉藤?)「あんまりまじめな話しても、歴史の講義みたいになっちゃう から・・・」
編「・・・それじゃ、どうしましょう・・・皆さんに質問かなんか してもらいましょうか?(おろおろ)」
(場内から「早っ!」という雰囲気が・・・)
斉「さっきも、お題をもらおうかって言ってたんですよね」
「そうですね」
編「じゃあ、お題をいただきましょう。どなたか何か聞きたいこと ありませんか?」
(最前列左端に座っていたなすもとさんの手が挙がる)
編「はい、じゃあどうぞ」
なすもと「最近の、安倍晴明ブームっていうのはいかがでしょう?」
編「えー、山田さんの方は安倍晴明が出てきてますし、 斉藤さんの方も・・・」
斉「いや、私は陰陽道は関係ないですよ(苦笑)」
編「あー、でも式神とか」
斉「あー、まあ式神は出てこないんですけれど、護法神(か護法童子)みたいなものは出てきます」(苦笑)」
編「・・・えー、安倍晴明に関しては、いちばんよく書いてらした 方が他の方に行ってしまわれたので・・・(寂しげに)」
(場内ナゼか大盛り上がり)
編「(汗)どうでしょう、この話題はいただけますか?」
「うーん、付き合い無いからどういう人かよぉ知らんし・・・大阪の阿倍野の人 やったんでしょ?関西弁ですよね?」
斉「もうバリバリですよね」
(場内クスクス笑い)
「・・・そうですねえ、主人公には出来へんし・・・するつもりはないです。 主人公にしてるのはいっぱいありますからね・・・」
斉「そうですよねえ」
編「平安時代でお好きなキャラクターとかは、ありませんか?」
「好きな人?いや・・・あんまり・・・ようわからんのですよ。真面目に調べれば調べるほど、いろいろ異説が出て、解釈もも色々になってしまって・・・ まあそういうところを、うまく使えるといいかなあ、と。 歌舞伎みたいに(不明)っていう、百年とか二百年とかすっとばすっていう、そういう手法があったりするんですが・・・そういうものを やろうと思ってるんですけど。ビースト・オブ・イーストで。賑々しく始まった割に、ちょびちょび進んでますけど。」
編「斉藤さんは、取材なんかで京都に行かれますけど、何か おもしろい話なんかはありますか?」
斉「祇園の古物屋さんとか・・・(以下、斉藤先生の京都話)」
編「山田先生は、地元で小道具出す時取材するんですか?」
「しません(キッパリ)」
編「・・・・」
「たぶん、たいしたものはないと思うんですよね。そこらへんで 手に入るものって。で、大したものを使おうとすると,時代考証とかは逆に話を取ってかれてしまう。」
斉「そうですね。時代考証とか、いっぱいやっちゃうと、がんじ がらめになっちゃうと思うんですよね」
「(うなずく)」
斉「なるべく自由にやりたいな、と」
編「まあ斉藤さんの場合はそこらへんをうまく使ってらっしゃったりするわけですが・・・」
斉「うまく使わせてもらってます(苦笑)」
編「陰陽師でもらったんですけど、ノリが悪いんですが・・・ どうしましょうか?」
「マイクの持ち方とか」
斉「あー、どーすればいいんでしょうか?小指立ててみるとか?(苦笑)」
「(会場を見渡して)持たせて見ましょか?」
斉「ひとりひとり(笑)どれがいい持ち方か、とか」
(場内、若干さむい雰囲気に・・・)
(途中不明)
斉「ビースト・オブ・イーストは、読ませていただいてます・・・ 最近は読んでない、か・・な・・・いや、昔っから、あんまりマンガ 読んでないんですけど(苦笑)」
「あ、そういう意味ね。よかったぁ」
斉「???」
「『最近、お見かけしてない』って言われたのかと」
斉「あ、いえ、そういう意味じゃ(苦笑)」
編「えー、そうですねえ・・・映画の話でもしましょうか。 お二人は最近見られた映画なんかは?」
斉「ハムナトプラを見て大笑いしましたね。千と千尋を 見に行きたいんですけど・・・」
編「冒険活劇物がお好きだったりしますか?」
斉「そうですねえ、インディージョーンズとか好きだったから」
編「山田先生は・・・あのへんに映画館とかあるんですか?」
「失敬な!」
(場内、大盛り上がり)
編「(汗)い、いや、そういうイメージがね」
「映画館は、だいたい四条とか三条とかの繁華街に集まってるん ですよね。でも地蔵盆の時とかは、今でも路地の間に幕張って、 子供らに見せたりもしてますよ」
編「山田さんは、最近見た映画なんかは?」
「最近見たのは『ディープライジング』というショボい鮫の映画」
(誰もわからないので、とりあえず笑っとけ、的に場内から笑いが・・・)
「(場内を見渡して)おすすめの映画を紹介してくださいよ。 ってゆうか紹介してくれ!っていうか、くれ!!(真剣に)」
斉「いけませんよ、人にものねだっちゃ(苦笑)」
(場内爆笑)
(その後、斉藤先生が最近見たビデオ「タイタス」などについて 話していると、ナゼか山田先生は斉藤先生の左腕に じーっと視線を向けている。斉藤先生がそれに気づくと・・・)
「ここんとこ打ち身があるやないですか!?」
(場内爆笑)
斉「いやあ、ちょっと転びまして(苦笑)」
「そうですかあ。足元疎かな人なんですねぇ。で、タイタスどないやったんですか? あれ、ライオンキングの・・・」
斉「そうです。ジュリー・メイが監督で。かなり見る人によって 賛否がわかれるんですけど・・・私はわりと(笑)」
「(場内を見渡して)オススメですってよ」
斉「はい。オススメです(笑)」
編「山田さんは、ビデオとかコレクションなんかはしないんですか?」
「そうですね・・・系統立ってコレクション、とかはしないですね。 見るのもB級D級のやつばっかりで、紹介もできないぐらい覚えてない っていう。見てないから見るっていうか・・・」
編「仕事中に音楽とか聞いてますか?」
斉「1人でいる時は電気グルーヴとか・・・でも怒られちゃうんですよ。 アシスタントに洗脳されるって(苦笑)」
「ジャンルに関わらず聞くんですか?」
斉「日本語のやつはあんまり・・・」
「ネームつくってる時とかはどうですか?」
斉「ヒーリング系とか、そういうのはあんまりあれですけど・・・ でもまあ聞きやすいんで、最近よく出てるコンピレーションアルバム とか・・・」
「(うなずく)お仕事の合間に、ヴァージンのメガストアとかに 行かれるそうですね」
斉「(うなずく)近いんで(苦笑)」
編「山田さんは、お仕事中に音楽なんかは?」
「持ってはいるんですけど、あんまり聞かないんです。仕事中はね」
編「・・・山田さんって、着物きて仕事してたりとか似合いそうですね」
「してません。似合うからと言ってそれやってるとなんか嫌みになるじゃないですか。ほんまにそうやったら。 いかにも似合うやろ、いう格好して、『どうだい、書くものによく合っているだろう?』(細身の文豪風に)」
(場内爆笑)
斉「でも、革手袋で小説書いてる人とかいるじゃないですか?」
「誰ですか?」
斉「いや、たぶん実際には書く時にはしてないと思うんですけど、 人前に出る時は、革手袋をつけてらっしゃるんですよ」
(斉藤先生、隣の山田センセに何やら耳打ちする)
「ああ、Kさん」
斉「たまたま友人が、そのKさんと一緒の電車に乗ったらしいんですよ。 で、「あ、Kさんだ」と思って見てると、Kさんその視線に気付いて、 すーっと革手袋を取り出したらしいんですよ(苦笑)」
「とくにそういう、キャラクター化してる人はね、たいへんですよね。 僕らなんかそんな面割れてないじゃないですか」
斉「そうですね(笑)」
(ひとしきり会場の笑いが収まると、また山田先生があらぬ所(斉藤先生の 足下)へ視線をやっている。それに気付いた斉藤先生が山田先生の方を見ると・・・)
「ぬぎにくそうなサンダルですねえ (しげしげと斉藤先生の足下を見ながら)」
斉「あはは、そうなんですよ」
「あ!ちゃんとはまってませんよ!」
斉「え?・・・本当に?!」
「転んでケガされたらどうするんですか!?手を折っても舌で 描けってゆう出版社もあるらしいですからね」
編「(慌てて)ウ、ウチはそんな事ないですけどね!そういう所も あるみたいですね」
「赤塚不二夫さんが、きき腕の右手を骨折された時、「これは左手で 書いたのだ〜」っていうのがありましたね(笑)あんまり変わらなかった ですけど」
斉「(笑)」
(場内爆笑)
斉「山田先生は、描く時に左手を使ったりしますか?」
「もー、ひだりて、こども!!」
(場内爆笑)
「ちゃんと押さえたりもしてないことがある」
斉「左手で消しゴムかけたりします?」
「ぜんぜん駄目」
斉「私は左手で消しゴムかけたりするんですが」
編「両方で描けると、能率が上がりそうですね」
斉「いやー、それはムリですよ。脳ミソひとつしかないから。 考えるところがひとつだから、両方で同じの描いちゃうんじゃ ないですか?左手に別の脳とかついてたら別だけど」
「サブ脳とかついてたら、アンキロサウルスみたいですね(苦笑)」
斉「私、時々右手で描きながら、左手で消したりしますよ」
「すごいですね。一度見せてください」
(ひとしきり笑った後、場内沈黙)
編「えーっと、質問いきましょうか。質問。じゃあまず、斉藤さんに 質問のある方・・・」
斉「いやいや、山田先生に」
(と、一悶着あったあと、山田先生が提案)
「じゃあ、編集長からで」
編「えーと、じゃあ・・・『退魔針』について・・・新章入ってます けど、どうですか、新章!」
斉「そんな、言いづらそうなコト(苦笑)」
「こんなとこでマーケティングしてどうするんですか!?(苦笑)」
編「じゃあ、新章がいいと思う人、他にはわかりませんから、 ちょっと目をつぶってください!」
斉「残酷じゃないですか、本人目の前にして!!(爆笑)」
編「じゃあ、やっぱり質問いきましょう。山田さん、仕事の話に なると弱いですが・・・」
「(苦笑)」
(4列目の女性が指名される)
女性「怪物とかのイメージは、どうやって描いてますか?」
斉「はじめは人間に近くて・・・それのいろんなところを膨らませたり くっつけたりして作っていくので、なんとなく私の怪物は「丸い」って ・・・(笑)」
(途中不明。なんか色んな有名な怪物ものの作品の話をされてた気がします)
「妖怪人間ベムもね、子どもたちに何が怖いかってマーケティング してやったらしいくんですよね(それをくっつけ合わせて、あの怪物の 形状になったとの事)」
斉「そうなんですか」
「・・・でも変身前で、充分に怖かったですよね。
『おいら、ベムっていうんだ! 怖がらないでおくれよ!!(声マネ)』」
(場内爆笑)
「怖いって(笑)」
斉「(笑)」
(このあと、初音の相方からの質問)
初音の相方「最近食玩で妖怪なんかのフィギュアがはやってますけど、何か はまったものはありますか?」
斉「アシスタントさんが、結構はまったりとかしてますけど・・・そんな にコレクター魂が私にはないので・・・山田先生はどうですか?」
「ううーん・・・いただきますけどね・・・まあ、あんまりはまってません。ハマらなかったけど、 妖怪のおもちゃはウチにある、と。そんな感じですね」 (続いて、後方列の女性からの質問)
女性「イラストを1枚描かれるのに、どれぐらいかかりますか? それと、 使われている画材なんかで、最近はまったものがあれば教えてください」
「なんでも「はまる」やなぁ。『この画材がぁ〜!!(若干気狂い風に)』って、そんなはまり方 せえへんね(笑)(イラストを描くのにかかる時間は)下書きから1日かか る事があるかと思うと、『え?こんなサイズのが、こんな時間で?』って事 もあるし、絵の大きさにかかわらずいろいろですね。・・・CGつこてはり ますか?」
斉「はい。最近はずっとCGで。でも描き方忘れちゃうんで、時々手で 描くようにしてます」
「(ふむふむ、とうなずく)」
斉「山田先生、コピックとか最近使われてますよね?」
「楽ですね。コピック使うようになったら、早くなりました。重ね塗り なんかも簡単で。ただ、耐久性とかね、水彩とかなら経験である程度わかるんですけど、ちょっとまだそのへんはわかりませんね」
斉「増えてますしね」
「ああ、コピック自体が増えてきてますからね。『春の新色』とかあり ますもんね、最近は(笑)・・・まじめに答えてしまった・・・(残念そう に)」
斉「まじめに答えないつもりだったんですか?(苦笑)」
(3列目の男性からの質問)
男性「最近注目の作家さんを、教えてください」
「それはマンガ家で、という事ですか?」
男性「そうですね」
「・・・斉藤岬だな(しれっと)」
斉「じゃあ、山田先生で(苦笑)さっきも言いましたけど、あんまりマン ガ読んでないんですよね」
「何かオススメの作家はありますか?教えてくださいよ」
男性「・・・えーっと(以下不明)」
「山田風太郎とか。」
(最後に初音からの質問)
初音「山田先生は、締切間際になると新幹線の中で描かれるっていう話を 聞いたんですが、毎月いつ頃の京都発に乗れば遭遇できるでしょう?」
「どこでそんな事聞いたんですか?」
初音「いや、ちょっとホームページで・・・」
編「そういう事実は、ないですよね?あくまでウワサじゃないかと・・・」
「・・・たびたび、ありますね(ぼそっと)」
編「(!!?)」
「こないだ描いてたら、子供がたっーっと走ってきて、ん?って 立ち止まってのぞき込んで、『キン肉マン?』って」
(場内爆笑)
編「それは・・・なんとなく、どういう場面を描いてたかわかる気が しますけど・・・グリーン車ですか?」
「いや、普通の車両です。で、こう描いてるじゃないですか。そうす ると、横でスポーツ新聞読んでたおっちゃんが、だんだん興味津々になって きてね、(しげしげと原稿を見ながら)『たいへんやねえ』って(苦笑) 『大変やから、ほっといて!!(いっぱいいっぱいな口調で)』とか、 そういう事もあったりします」
(場内爆笑)
編「うち、じゃないですよね。どっか別のところの原稿じゃないかと 思いますけど・・・そういう時は編集者がこっちで待っていて、原稿を 渡してとんぼ帰りですか?」
「それが多いですけど、終わらない時は泊まって・・・」
編「・・・」
「500系以降は、ちょっと揺れるんでね、細かい作業は難しいんですけど・・・あ、トイレがいいですね」
編「個室で、落ち着いて作業ができるとか?」
「こう、便器の上の所に置いて、固定するんですよ(と、言いながら しゃがみこむポーズをとる山田先生)。そうすると、ちょっと細かい作業 もできるようになりますね。カラーを描いたこともありますよ」
(場内驚嘆)
編「いやー、なんかめちゃくちゃ生々しいですね・・・(汗)」
「だいたい毎月10日前後とかに、乗ってますね」
初音「はい、わかりました(笑)」
編「いや、うちのじゃないと思いますが・・・別のところだと・・・ (オロオロ)」
(質問はこれで終了し、山田先生・斉藤先生各5枚づつのサイン色紙プレゼ ントの抽選が行われる。まず斉藤先生の方の抽選があり、4人目で初音が 当たり、「退魔針」の妖くんのイラストつきのサイン色紙をいただきました。 続いて山田先生の方の抽選で、初音の相方が当たり、こちらは「BofE」の マレーちゃんのイラストつきサイン色紙をいただきました。ありがとうござい ます(^^;)なお、他の当たった方に見せていただいた色紙ではアーマッ ドのイラスト入りのものがあり、きっきさんの色紙には王仁王丸のイラス トが入っていたとの事です。あと2枚は誰のイラストだったんでしょう?) (色紙の抽選も終了し、いよいよ時間となりました)
編「それじゃあ最後に今後の予定を・・・斉藤さんの方は退魔針の新刊 が9月○日に発売ですね」
斉「そうですね。よろしくお願いします」
編「山田さんは、ビースト・オブ・イーストの3巻は・・・」
「できたらね(投げやりに)」
編「(慌てて)最近ページ数も多くしてもらってるんで、よろしく お願いします」
「・・・来年の夏頃には(苦笑)」
(といった感じで、その後何やらやり取りのあったあと、両先生が舞台上で 握手して、トークショーは無事終了となりました)
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作品目録1漫画・イラストなど、まるごと一冊先生の作品のもの
作品目録2表紙絵・挿絵・ジャケットデザインなど
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