台湾漫画博覧会プチ・レポート>山田章博、本日午後9時半に無事帰宅いたしました。心配していた台風は、飛行機で迂回している間に通り過ぎて、台北滞在中は時々晴れ間も見える程だったそうで、寺院見学の折には日焼けするほど。(日頃日光に当たっていないので;)
何にビックリしたって、飛行機に乗るところからVIP待遇で、山田先生ファーストクラスで獏睡; 菜露は勉強不足でよく知らなかったのですが、中華民国の大々的なイベントの一つだった様で、海外の国賓やら有名アーティストが多数来ておられ、なんか山田もその一人扱いをして頂いた様です。(申し訳ない;)
空港に降りてからは、専属の通訳さんにマネージャーさん、ボディーガードさん達まで付けて頂いて、ホテルは Grand Formosa Regent TAIPEI のスペシャルVIPなデッカイお部屋♪ 扉はゴージャスな観音開きときたもんだ。内装も素晴らしく、広々テラスにバスルーム&トイレが二つ、別にジャグジー付き☆ 同ホテルには、音楽イベントに参加していた藤木尚人も滞在していたそうです。(多分一泊40万円くらい?) 滞在中、全てご接待下さった尖端出版の社長様は、最高級のもてなしてで、食事も凄かったとのこと! 二泊目は『春秋鳥来』で、タバコを吸う灰皿があるのが、絶景が開ける湖のほとり。温泉は超豪華。最上級フレンチなど。 更に素晴らしかったのはお茶で、手に入りにくい最高級のお茶をガッサリお土産に頂き、社長のご友人である著名な作家に作って頂いた、お茶器も頂きました。本当に有難うございます。
さてさてサイン会ですが、尖端出版のブースで行われました。読者の皆さんは、空港にも多数来て下さっていて、アイドルかと思うほど熱く歓迎下さったそうです。(ビックリ) 前日から徹夜で並んで下さり、整理券が200枚だったので混乱があった様で、テレビニュースで流れたそうです。 当日13日の午前中、雑誌のインタビューが四社入っていたのですが、前日の混乱があった為にか、テレビ局や新聞社の方も来られ、記者会見みたいになりました。 おかげで同行した講談社の編集さんもインタビューを受けたそうです。(凄い) 結局サイン会に参加された方は500名を越え、コスプレの方も沢山来られていて、ぼろぼろセーラー服の陽子とか、リスを肩に乗せて来た方とか、抜身の剣を持参した方とか、多分人魚変生とか(笑)、記念撮影もOK!にして和気藹々。 プレゼントやお花を沢山頂いて、本当に有難うございました。
なんか山田、取材陣の方々にも好感を持って頂いたみたいで、帽子をぬいで挨拶したとか、両手で握手したとか、自然にやった事だったんですけれど、好意的な取材をして頂いたみたいで、感謝しています。
始めての海外のお仕事が、台湾で本当によかったです。皆さんに親切にして頂き、菜露も安心しました。お世話下さった皆様、ファンの皆様に、取材して下さった皆様、心から有難うございました。
(文:菜露様 04/08/15)
関連記事の翻訳
最初の海外からのサイン会は山田章博先生で、無比の紳士的魅力でサイン会場をひきつけました。200人限定のサイン会の人気は上々で、先生の「十二国記」の人物コスプレのファンまでいました。先生は、サインと読者の名前を書き、握手・写真の労を厭わず、読者の熱情に応えていました。フランスの招聘を断って台湾に来た山田章博先生は、「十二国記」で、先生は強い印象を与える仕事をされています。他の漫画家と同じく、山田先生は漫画が好きで、この絵画の世界に入ったのですが、他の漫画家と違うところは、先生の画風は独学で、他の人の作品を学んだものではないというところです。ただ、先生は漫画は私が最も得意とするところではない、むしろイラストのほうがいいと思う。畢竟、漫画はゼロからの創作なので、アイデアがまずければ、かなり苦しい。先生は,繪が好きな読者へ「多く聞き、多く看、多く描き、多く吸収し、自己の内部の成長を図り、自己の個性を出すのがいい」と励ましました。 先生は色々な画風を参考にしています。古代ケルト、縄文人の画風(なに??ひょおとして組紐模様の間違い??)。しかし、特定の画風にとらわれて自己を失うことはありませんでした。 先生が小野不由美先生と「十二国記」を共同製作していたとき、相互に啓発するところがありました、「十二国記」はインパクトのある作品となり、先生は「十二国記」イラスト集にキャラクタ設定も収録しようと計画しました。勿論小説の完成が先行しなければいけませんが。 先生は、小説家の小野不由美先生、水野良先生との共同製作に関心をもっています。水野良先生はかって、山田章博先生のサイン会にいって、小説家志望を示し、山田先生に大いに励まされたそうです。そのときは、水野良先生が小説家になって、山田先生がイラストを描くことになるとは思ってもいなかったようです。 謙譲で礼儀正しい先生は、二時間半サインされていましたが、温容を崩さず、読者は感動し、強い印象を受けました。強行軍のスケジュールのため、台湾の風土人情にふれる機会がないようでしたので、今度来台の機会には、台湾原住民や南部の風土にも触れて欲しいと思います。
(文:山科様 04/08/21)