発表順作品詳細「1986〜1987」

以下は、私−砥部粧の手元にあるだけの作品に関するものです。


1986.1「YA!Goods 年始心得袋」

イラスト
p.3※(カラー)紅い振袖に黄色い帯の女性が背中を向けて正座しており、厳しい顔だけこちらに向けて、バックに大書されている「禁」という字を左手を拡げて差し示している。女性の下は波。裏は真っ白。切り取って袋になるように余白が四方に付いている。

(雑誌「月刊 WHAT」2月号掲載
発行2月1日・発売1月6日)-160617


1986.1「ふぁんたすていか」

イラスト
p.107※表紙絵。「絶賛発売中!!」。

(雑誌「月刊 WHAT」2月号掲載
発行2月1日・発売1月6日)-160617


1986.1「ラストコンチネント」

予告編
p.169※1※(カラー)1コマ=ユーラシア大陸俯瞰、2コマ=壁画人物画風、3コマ=碧い地球
p.170〜171※2※(カラー)ネクタイ姿の支倉(肩像)、胸元まで切れ込んだ白いワンピースの女王(膝上全身)、バックには噴火らしき炎、雪山に飛行船、翼竜2羽。
p.172※1※(カラー)1コマ=時計台のある建物、2コマ=禿頭の全裸男、周囲に窓明かりが灯るビル、3コマ=空に向かって両手を広げる禿頭の全裸男。
(雑誌「月刊 WHAT」2月号掲載
発行2月1日・発売1月6日)-160617


1986.1 「ふぁんたすていか」

物語の舞台となった京都のラフ地図などもあってちょっと訪ねてみたくなったりします。童話作家アンデルセンのこと少々。
1冊丸ごと描き下ろし。画集ではなく「絵本」。
どおいう経緯かは定かではありませんが、日本エディターズ版の「ふぁんたすてぃか改訂版」が正しい絵や文の配置とのことで、最初に発売されたものと、日本エディターズ版「ふぁんたすてぃか」はいづれも本編が間違った配列になっているという、あるまじき作品。実際にどこに移動するかを【】内に記しました。また、色々謎の言語も多いため《》内に自分勝手に解釈してみました。先生が手書きで入れておられる文字は「」で括りました。

表紙絵(カラー)※タイトル・著者名も手描き、和服の女性の肩像。カバーとも同じ。
p.1-2※綴込み紙※無地。《楮(こうぞ)和紙っぽい。喪中はがきとかでよくある、繊維みたいなのが入ったやつです。》
p.3-4※綴込み付録※筋入りクラフトという、昭和40年代にちょっとした小物やお菓子を入れる小袋に使われていた紙−を使った「インビテーションカード《招待状》セット」A3二つ折り
右上:「Flower named "calla"《この花は阿蘭陀海芋=オランダカイウという名前です》」花のイラストは欄外なので招待状作ると端切れとして余ります。
右下:「An Invitation Card」頭の周りを花が囲んでる女性の胸像と街灯。
左大半:「Invitation Card Set」《多分これが全体のタイトルかと》、「envelope《封筒》」切り取って実線を折ると小ぶりな封筒の出来上がり。
左隅:「seal(シール)」花柄。
以下、原則p.84までは全てカラー。後書きにある通り、イラスト・本文は山田先生ですが、各章の巻末イラストに添えられた言葉はすうべにぃるに載ってるバンド「アフター・ディナー」のhakoさん作です。
p.5※中表紙※タイトルと円の中に五線譜、ギター、コーヒーカップ、街並み。左下に「AKIHIRO EDITEUR KYOTO」《実際にはEの上に「'」、フランス語ですね。章博、京都を描く−って感じでしょうか。》
p.6※目次※最初に「Notizer」。《が意味不明、某翻訳ソフトで90か国語で試してみましたが該当有りませんでした。ネット検索すると、ポーランドに同名の会社、ブルースのラモン・リッカーがHip-notizerって曲をサックス演奏してます。》続けて全て手書きの緑の文字が「Fantastica/Akihiro Yamada/Contents/Welcome To Fantastica-7/Flower-15/Birds-21/Wind-37/Moon-49/To Dinner-65/Kyoto Studies 86/Memo 94」
p.7※中扉※アバンギャルドな室内で立っている男とソファーに座っている女。下部に「Welcome To Fantastica」
p.8※回転椅子に腰かける男、但し顔は封筒。後ろに鉢植えの大きな梅の木。
p.9※(文)下部に一輪の花とソファ。花の下の「Nachtstuck《ドイツ語なのでuの上に点2つ》」《内容からして夜会という意味ですかね》
p.10※右肩肘つく「私」。【p.44】
p.11※(文)下部に卓上ランプと置時計。
p.12※封筒から出て来る少女。【上下逆さま】
p.13※(文)下部にテーブルとその上に花の活けられた花瓶。
p.14※「気球のような嘆息ひとつ」下部に建物・道・街灯。
p.15※中扉※「Flower」と梅の花つく枝。
p.16※(文)【p.34】下部に色違いのハイヒール1足。【p.34】
p.17※(文)下部右に「ponto-cho kaburenjo」《先斗町歌舞練場》、左にその界隈のイラスト。
p.18※帽子を押さえて歩くコート姿の私。左に道路標識。【p.16】
p.19※(文)【p.18】左に抽象的な花の図。【p.18】
p.20※「小さく咲く花」下部に花一輪。
p.21※中扉※「Birds」と枝にとまる鳥。
p.22※「黒い風速計のような背の高い機械と蝙蝠傘」(本文p.25より)をバックに赤い上着と茶色のズボンの鴉人間。【p.24】
p.23※(文)テーブルの上にコーヒー入りカップと口が開いた煙草の箱とライター。【p.47】
p.24※傘を差した少女。【p.19】
P.25※(文)囲むように五線譜やら楽譜やら。「musica《イタリア語で音楽》」「Polonaise《フランス語でポロネーズ=ゆったりした4分の3拍子》」「(volti subito)《ヴォルティ・スビト=音楽用語で急いでページをめくれ。イタリア語》」
p.26※テーブルを前に椅子に座る赤いシャツの私。【p.43】
p.27※(文)ビーカーの水の中に花をつけた梅の木。
p.28※「普通のナイチンゲールじゃない。人の顔をした小鳥」(本文p.29より)
p.29※(文)蔦系の植物。
p.30※両手をズボンに突っ込んで立つ鴉男。【p.26】
p.31※(文)【p.30】幾何学模様。【p.24】
p.32※少女の頭上を飛ぶ「極彩色の小鳥」(本文p.33より)
p.33※(文)葉の生えたグラスまたは、グラスの形をした花。
p.34※傘を差しかける私。【p.22】
p.35※ソファの背に足をかけ、鉛筆をくわえ本を見る私。【p.10】
p.36※「そびえ建つビルの上黄緑のアドバルーン」摩天楼と月。
p.37※中扉※「Wind」ページがめくられる厚手の本。
p.38※ズボンに手を突っ込むコート姿の私、帽子が飛んでいく。
p.39※(文)籐椅子3脚。
p.40※「I've been away so long《私は永い間離れていた》」私の肩像。
p.41※(文)カウンター、椅子、扇風機、蓄音機。「Cafe "Tenkyu"san」
p.42※まつ毛を伏せる少女の横顔。【p.35】
p.43※(文)【p.42】植栽、天窓、絵、ランプ等々、喫茶店天久の店内。「Senbon marutamachi "Tenkyu"san」【p.42】
p.44※両手を掲げる私。「They would wait him here Across the sky he would fly《ここで彼を待つ。彼が飛んで行った空を横切れ=これ、なんて訳せばいいのか分かりません》」【p.31】
p.45※(文)壺とポットのシルエット。
p.46※右手に煙草、左手にカップの乗ったお皿を持つ私。
p.47※(文)少女の肩像。【p.30】
p.48※「貝のリキュールと甘きエッセンス/蒸化するフラスコに吐息つめて」壺とコップ。
p.49※中扉※「moon」月。
p.50※三日月の下、木々の間に佇む緑の帽子・コートの尻尾のある人物。
p.51※「水溜りに映る白き帆を思いガーベラは夢見る」下部に抽象画。
p.52※帽子を左手に青いコートの私。
p.53※アーチ型の枠で囲まれた建物。「Nijo-jo Yoko no Torigoya」下部に(文)
p.54※帽子を被ったコート姿の猫人間。
p.55※「ほら猫が銀色に光って笛を吹く」下部にグランドピアノを弾き、横笛を吹く耳としっぽのある2つの人影。
p.56※黄色い大きな帽子を被った女性と街並み。
p.57※(文)下部にステンドグラスの嵌ったレンガ造りの建物。「Rokkaku-Dori Yohinten」
p.58※少女の横顔。「Kleine Welten/Lied ohne Worte=Nostalgia《ドイツ語で小さな世界、懐かしい詞の讃美歌》」
p.59※「きまぐれ長靴きまぐれフォークにきまぐれ帽子」下部に帽子と服、ポットとグラス。
p.60※マネキンの足元に猫。「L'amant de Mannequin《フランス語でマネキンの愛》」
p.61※(文)下部に唇のみの頬杖の女性。
p.62※三日月の下、煙草を右手に蝶ネクタイの猫人間。
p.63※(文)下部に抽象画、「今まで私がいた世界がはるかに遠ざか」る様か?
p.64※「まぁるいお月さまのホットケーキさじゅうーっじゅうーっ(ほらほら)これでみんな共犯者」下部に月や星。
p.65※中扉※「To Dinner」皿に盛られたフルーツと別の皿に取り分けられた林檎と果物ナイフ。
p.66※「ひともとの樹の下に」(本文p.67より)緑のベレー帽の少女。
p.67※私の顔。下部に(文)
p.68※緑に囲まれた白い洋館。「Waldemar Swierzy《1931-2013ポーランドの画家》 風の風景」
p.69※(文)下部に道に生えた植物。
p.70※「建物の前庭」(本文p.71より)
p.71※(文)その下部に樹と少女の目を伏せた顔。
p.72※「ギリシア風な印象を与える白い石造りの階段」(本文p.73より)
p.73※(文)その下部にテーブル、その上の花を挿した花瓶、椅子。
p.74※「アンモナイトのように壁にうづもれしなれてはちらばり」下部にコップとその上にアンモナイト。
p.75※(文)ポットやティーカップを前に、窓辺のカーテンにもたれて座る和服姿の少女。
p.76※「まあ、心配しなさるなおじょうさんいちにんまえ」ポットとティーカップが乗る小さなテーブルの前で、ナプキンを右手に下げて立っているウェイター姿の兎人間、ドレスを着て椅子に畏まって座っている豹人間、脚を組んであらぬ方に向いているドレス姿の狐人間。
p.77※煉瓦壁の建物と窓。下部に(文)
p.78-79※カードが並ぶテーブルを前に、カードを手に立っているタキシード姿のの兎人間、カードを持った左手は椅子の背もたれに肘をつき右手はテーブルの上、シャツだけどスカート履いた豹人間、右手に数枚のカードを持ち左手でテーブルの上のカードを手に取るタキシードにスカートの狐人間。周囲は極彩色の植物。
p.80※後ろを顧みながらドアを開けて立ち去ろうとする私。
p.81※(文)下部に和服少女の肩像。
p.82※スタンドと手前に置かれた女の子の人形。下部に(文)
p.83※「じゃあねまた会いましょう ADIEU《フランス語では「また会う」のアンシャンテに対して永遠の別れを意図する挨拶》
p.84※ふぁんたすていかに至る京都地図「Do you know The way to Fantastica」
p.85※エンドクレジット※「Coloring/Faber-Castel/Gondola-Pastel/Pentel-Crayon/Staedtler-Karat/Holbein-Water Color/Holbein-Drowing ink」間に、上から見た鉛筆の入った鉛筆立てと3本の鉛筆と削りかす。「Words by Haco san(Page14,20,36,48,55,59,64,74,76,83)」
p.86※解説※「Kyoto Studies From Kyoto to fantastica」イギリスの地図。下部に(文)
p.87※解説※大きな「牛肉〜」の看板を掲げた建物と「寺町通り」の標識。「三嶋亭」と入った1階軒下に五角ランプが掛かった建物。両方に「Teramachi Dori "Mishimatei"」下部に(文)
p.88※解説※旧第一勧業銀行の入り口部分のアーチと入口のスケッチ。「"Daiichi Kangin"」先斗町歌舞練場の建物。「Ponto cho "Kaburenjo"」下部に(文)
p.89※解説※どこやらのファッションビルのショウウインドウの佇まいですが「Rokkakudo」と添え書きがあり、六角堂周辺に該当のシーンがないか探したのですが見つかりません。一方は「Senbonmarutamachi Cafe"Tenkyu"」でp.41のラフ画というかカウンター周りの天井の照明や壁にかかった時計など。下部に(文)。
p.90※扇風機が置いてあるテーブルと壁に向いている和服姿の女性、横にセンテツ系の鉢植え、柱にも枝が。壁には額縁がかかる。「Senbonmarutamachi Cafe"Tenkyu"」下部に(文)
p.91※写真4枚と「●山田与糸栄」の文字。
p.92-93※「ふぁんたすてぃか"夜の取材記"」と題して先生の奥さまと担当編集者の珍道中を描写。写真は次ページとまたがり、計5枚。○○は編集さん、△△は奥様とのこと。
以下、原稿用紙になされたメモと落書き。
p.93※制作メモ1※枠外に「童話的な雰囲気を持つ事 弱描線/強い色 緑色である事」p.19の花の原型っぽいラフ画。「花の種類」枠内に、朝顔っぽい花だけど葉茎は普通。「uptown dance《意味不明、山の手踊り?レゲエのジャマイカン・ダンスのセレブ版をそお呼ぶらしいが果たして・・・?》」以下は升目に「京都で本当にそんな事が在ったか知らと半信半疑だ。」横にハンチングを被ったカラスと顔だけ少女の鳥の全体像、「招待状」上に「機械じかけの鳥」「Person to Person《出会い》」「鳥のはなし」少女鳥に被せて「A nightingale sang in Berkeley Square《ジャズの名曲。Eric Maschwitz作詞、Manning Sherwin作曲》」。左上に線引きして、枠外に「milk」枠内に「One more MILK」「Hotcake」
p.94※制作メモ2※ベレー帽、コート姿の少女に部位ごとに番号を付けて「1.Green 2-Red 3-Jauve Brilliant 4-Black 5-Olive」枠の外と中に、外は太字、中は細字で「Paint by Number」。枠外に「・Pink madder lake ・Sap green ・Apple Green ・Celdon pale ・Rose Gray ・Willow Green ・Shadow Green ・Naples Yellow ・Walnut《それぞれが緑系の色ですが、日本語に該当する呼び名が無いものが多く、そのままカタカナ読みとなります。ビンクマダーレイク、サップグリーン、アップルグリーン、青磁淡、ローズグレイ、ウィローグリーン、シャドウグリーン、ネープルスイエロー、クルミ色》 揃えておく事」
p.95※制作メモ3※枠外上に「形、型、かたち、抽象的な花、楽譜、電灯と時計、梅の水中花」枠外右に「Planing」。「Flower movement」その上半分にスミレっぽい草花が動くさまを10態、矢印で下半分に続く。「9カット必要」下からあおった少女の顔。「雨降らす。chocolateを飲む」
p.96※制作メモ4※枠外上に「ファンタジア」「ファンタスゴリア」円、矢印、三日月「雪 月 花」。枠内に升目無視で、「招待状→/・緑色の少女−手紙は上手く書けていたか?/花 Hanna→Taster's Promenade《意味不明。趣味人の散歩?物語に出て来る「目に見えないパレード」のことか?》 チャールズ・フォート《1874-1932 アメリカの作家、超常現象研究の先駆者》/鳥 ナイチンゲール 鴉 鳥女歌姫/風 風の集まる所 ケルト・ケルト・ケルト《意味不明》/月−ホットケーキとミルク ワンモアミルク St.の月猫《意味不明》 evening Star/Dinner→正午→夕方 興じる動物達 デギゼ《deguise変装した・仮装した》 誰が一等美人か?/Finalite Ende End 終 礼状(礼状には×印)」下半分にブラウン管テレビに映る花とコンセントからギザギザ電波が出ている。左に「ご招待いたします。」枝にとまる鳥。上に「Psyche/魔法的世界」枠外左に「fantastica テニエル《「不思議の国のアリス」の挿絵画家ジョン・テニエル》さがしておく事 風の描き方」枠外下に「みどり→あおい→きいろ→あか→ちゃいろ→はいいろ」
p.97※制作メモ5※三日月と窓辺に立つ片手を上げた人影、カーテンや床も黒。「every breath you take《あなたの吐く息すべて=あなたが息するたびに?1983年発表のポリスの楽曲。邦題「見つめていたい」〜見ててくれてるよ的なラブソングだが、実際にはいつも監視されているから気を付けろという意味の歌らしい》」頭上に掲げた壺から床に置いたティーカップに水を注ぐ膝をついた裸婦像。「everyday magic《物語の類型のひとつで、ファンタジーの一種。》」左端に「STADARD NUMBER」
p.98※あとがき※(文)

(絵本「ふぁんたすていか」
発行・発売1月10日)-150923


1986.2 山田章博絵画館「春」

:フルカラー。地味な4色縞の振り袖を着て正座する少女。バックにはひな人形などの節句の小道具。印字で「紅さして人待つ宵や雛祭」。左下に「雛節句 章博」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.79左

(雑誌「grape fruit」26号収録 カラー・ギャラリーにて
発行2月25日・発売2月10日)-020916


1986.2 「ラストコンチネント」

カバー絵
※(カラー)女王の顔のアップ、白いドレスの女性をお姫様抱っこする支倉、左に水島、右下にカメラを構えて前かがみになる成瀬、炎をバックにプロペラ機、密林にかかる満月。
表紙折込
※著者近影=先生の全身写真
扉絵
※1※(カラー)7コマ。それぞれ、1.本の詰まった書棚の前で頬に人差し指を充てる支倉、2.タイトル・著者名、3.受話器を持つベレー帽を被った成瀬、4.p.70の2コマ目と類似。被っていたパナマ帽を取る変身前のサーベルタイガーマン。5.p.62の2コマ目と類似。サングラスにマチコ巻、コート姿で新聞を両手の女王。6.熱帯植物モンステラっぽい葉の横で威嚇するサーベルタイガー。7.p.132の3コマ目に類似。水島の顔。
※2※(初出850706 雑誌「WHAT」8月号 p.170〜171)
※3※(初出850706 雑誌「WHAT」8月号 p.172)
本編※連載当時と相違する場合に相違点を拾ってます。
p.5〜p.44※(初出850506 雑誌「WHAT」6月号 p.17〜56)
p.5※3色刷で雲が朱だった。雲と空の境目の影の部分をほぼ全て加筆。
p.6-7※3色刷で海面が薄い朱。浅瀬と船の跡は白。枠は全て加筆で、元々全面が海面で波が広がっていたのを削除。最上部の細い島影部分の影を加筆、右に突き出た部分は白をトーン貼。メインの島の岩陰にも細かく加筆、フェリー自体も微妙に全形が違う。
p.8※3色刷。
p.9※3色刷。
p.10※3色刷。「ドドドドド・・」を太く力強く修正。空に雲を加筆。
p.11※3色刷。2コマ目は同じアングルの成瀬ですが、設定が固まっていなかった掲載当初の顔を変え、服やら「ふう」やらコマ丸ごと差替。
p.12※3色刷。 p.15※全コマ差替。1コマ目はp.11と同様(以下「p.11型」)、バックの柱等を削除。2コマ目は支倉の眼、浴衣、新聞を描き替え。3コマ目は支倉の顔、新聞、背景を描き替え。
p.17※3コマ目成瀬を描き替え。
p.18※3コマとも印影加筆。2コマ目は滝子を描き替え。
p.19※1コマ目滝子髪顔成瀬身体修正、背景描き替え。2コマ目は印影細部加筆。3コマ目はp.11型差替え。
p.20※1コマ目印影の他にバックを描き替え奥行があるように見せるためか黒ベタを多用。2コマ目は印影と階段とそれを上る成瀬を描き替え。3コマ目は支倉の顔を描き替え。
p.23※成瀬の顔は全て描き替え。
p.24※印影を付けまくり、3コマ目の成瀬は印影に加えて胸ポケット周りの不要な線を消した。
p.25※1・2コマ目に「ババ・・」の擬音を加筆。
p.26※3コマ目の支倉のスーツの印影を描き替え。
p.27※1コマ目印影に加えて成瀬のカメラを首にかけている紐を加筆。
p.28※印影を濃くベタにし、3コマ目の白瀬の翼の傷みを加筆。
p.29※印影と2コマ目は海岸線上の空と雲を加筆。このページから白青。
p.30※高層を低層の建物に描き替え。桟橋と船影らしきものは、元は停泊中2隻と上方向に進みだした1隻。
p.32※1コマ目支倉のスーツの袖等を加筆修正。
p.33※3コマ目支倉の顔をはっきりさせ、成瀬の髪形を2コマ目と同じように修正、腕章も半分だったのを腕全体に。
p.34※成瀬の目元をきりっと。
p.38※3コマ目の事務所の壁や人物を加筆。
p.39※ページ差替え。成瀬の表情や支倉の嵌めている腕時計(丸から四角になり、文字盤の位置も違う)等を修正。
p.40※印影や木目を描き込み、3コマ目の滝子の顔をはっきりめに修正。
p.40-41※p.42がここに。印刷時のミス?
p.44※2コマ目差替え、サーベルタイガーのシルエットのみを四肢と身体の一部を灯りに浮き上がらせ、ひと回り大きく。桐野は服の様子を変更し手前にもあった影を消す。ここまで青白。
p.45〜p.76※(初出850606 雑誌「WHAT」7月号 p.41〜72)
p.45※扉絵※連載当初はタイトルと煽り文句等。この号は紫白。
p.76※ここまで紫白。
p.77〜p.104※(初出850706 雑誌「WHAT」8月号 p.173〜200)
p.76-77※この間に巻頭のサーベルタイガーのカラーページが入るのを削除。
p.105〜p.136※(初出850906 雑誌「WHAT」10月号 p.225〜256)
p.118※2コマ目は黒が濃すぎてなんにも見えませんが、不気味な枝ぶりの木に蔦が絡まり、袋状のものに花が咲いているのが幾つも見受けられる。
p.119※1コマ目は支倉の顔に目を入れ表情を出し、車のボンネットの印影を消す。3コマ目は「プアン」を挿入。
p.133※3コマ目背景を加筆。このページから水島の髪の毛を直黒毛を修正、p.136まで。
p.134※4コマ目徳利の口に印影加筆。
p.137〜p.161※(初出851006 雑誌「WHAT」11月号 p.237〜261)
p.160※2・3コマ目は横長の2マスで、日向の眼鏡もちゃんとひび入り。台詞は変わらず、女王は首だけ。

(コミック「ラストコンチネント PART1.」収録
2月25日発行)-150926


1986.2「ウエスタン武芸帳 第4話 サイボーグ砦」

扉絵
p.84※沖田総司(右横顔)、左に西部の風景と機関車に装備されている小型砲。
挿絵
p.90※1※有名な列車強盗団ジェームス・ギャングに押し入られ、脅える人々と手前右で無表情の中国服の沖田総司(座像)-四角に囲まれた「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.118下左
p.97※2※小刀を薙ぐ沖田総司(上半身)と、思わぬ逆襲に驚愕する羽を広げたマインスター男爵(上半身)-四角に囲まれた「章」のサイン。
p.99※3※巨大サソリから必死で逃げる騎馬の原田や山南たち-四角に囲まれた「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.123下右
p.107※4※砦を動かすためコンピュータ代わりに電極に繋がれたパイク一等兵(上半身)-四角に囲まれた「章」のサイン。
(「獅子王 季刊 初春号」掲載
発行4月1日・発売2月28日)-020701

1986.3 「ウエスタン武芸帳@異西部の剣士」

表紙
※(カラー)刀を斜に構える沖田総司、バックにアリゾナの砂漠、裏返った時計、下に蒸気機関車。
↑画集「山田章博画集」p.39上左
挿絵
p.47※1※沖田に着物を切られ蹲る高瀬小夜、後ろに左手に鞘を持って立つ沖田、更にその後ろに山南敬介。−右下に四角に囲まれた「章」の字。
↑画集「山田章博画集」p.119上右
p.77※2※一等水兵オブラーセンと甲板で決闘し、胸を一突きする沖田。−左下に四角に囲まれた「章」の字。
↑画集「山田章博画集」p.118中
p.111※3※落ちかかるクレーンの残骸の下で混乱する兵士達。−右下に四角に囲まれた「章」の字。
↑画集「山田章博画集」p.118下右
p.127※4※歯で青竜刀を受け止めた男。−右下に四角に囲まれた「章」の字。
↑画集「山田章博画集」p.118上左
p.147※5※沖田と話す中国服の宝田魏。−左下に四角に囲まれた「章」の字。
p.185※6※小夜を盾にした短刀を構えた楊義元、バックには中国人広場の建物。−右下に四角に囲まれた「章」の字。
↑画集「山田章博画集」p.118下中
p.215※7※ホルスターの拳銃に手を掛ける早射ちのマービン・パイクに、一瞬にして刀で先手を打ち、首筋に切先を向ける沖田。−右下に四角に囲まれた「章」の字。
↑画集「山田章博画集」p.118上右

(文庫「ウエスタン武芸帳@」収録
初版発行3月31日)-020630


1986.3 無題

表紙
※傾いた十字架と夕焼けとそれを覆い尽くすように広がる暗雲。−画題はちょっと違う気もしますが、「奇妙な中断」にしか十字架が出て来ないので。

(新書「ホラー&ファンタシイ傑作選3」
初版発行3月20日)-020620


1986.3 YA!Goods「ラスコン・ゲーム」

イラスト(カラー)
※1※両膝を突く女王を庇うように槍を構える支倉教授。−緑の円の中に。
※2※後肢で立って攻撃態勢のサーベルタイガー。−緑の円の中に。
2枚を表裏で貼りあわせて、回転させて合わせ絵になる。

(雑誌「WHAT4月号」掲載
発行5月1日・発売4月6日)-150927


1986.4 無題

イラスト
p.118※1※1/3障子が閉まった丸窓、外は竹藪。窓の前で着物の裾をはだけて太ももも露わに股間に手をやって恍惚とした表情の女性。左上の崩し文字は「夢想」と読んだのですが、どなたか得意な方、正解をお願いします。

(雑誌「BRUTUS」5月1日号
発行5月1日・発売4月15日)-151031


1986.4 「花を食う鬼」

挿絵
※1※峠越えをする東條右京。手前に岩、木々の陰、右京のシルエット−右下に「章博」のサイン。
※2※(見開き)巨大な骸骨に襲われる右京。
※3※(1.5見開き)扇を胸元に、小袖の春宵(上半身)、左に牡丹「真珠華」。

(雑誌「小説月光」4号
発行4月30日)-020811


1986.5「ウエスタン武芸帳 第5話 闇落し」

扉絵
p.123※沖田総司(首像)、バックに機関車とその黒煙。
↑画集「山田章博画集」p.123下左
挿絵
p.129※1※駅に停車している4−4−0型機関車と、ホームの一部とそこに佇む人影-四角に囲まれた「章」のサイン。
p.135※2※大陸横断鉄道の合流点プレモントリーの町中で、深夜、マイヤー司法官の6人衆のひとり、巨漢のハワード(全身)の頭上高く飛びあがった沖田総司(後姿全身)-四角に囲まれた「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.122上左
p.140※3※マイヤー司法官の6人衆のひとり、吸血鬼マインスター男爵(上半身)と、毒牙にかからんとする小夜(上半身右斜め後姿)-四角に囲まれた「章」のサイン。
p.143※4※マイヤー司法官の6人衆のふたり、スタイン博士(立像)と木片の手裏剣を構えるロペス老人に対峙する沖田総司(後姿左肩上)-四角に囲まれた「章」のサイン。
(「獅子王 初夏号」掲載
発行7月1日・発売5月28日)-020701

1986.7 「月人」

p.181〜184(カラー)※4ページ。
↑コミック「続・夢の博物誌」p.3〜6・コミック「夢の博物誌b」p.1〜4・コミック「夢の博物誌」p.103〜106

(雑誌「WHAT8月号」掲載
発行8月1日・発売7月6日)-150927


1986.7「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第1回」

扉絵
p.59※
眼前で刀を鞘から抜きつつある沖田、ガンベルトをして俯き加減に佇む小夜、馬に乗る和服の男
↑画集「山田章博画集」p.125上右
挿絵
p.64※1※丸帽子にチャイナ服の沖田にライフルを突きつける男、その後ろにホフマン、足元には胸から血を流して座り込んでいるフランク・ジェームス−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.122下中
p.69※2※小夜と話をする胸に包帯を巻いたフランク−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.72-73※3※山刀を持つ3人のインディアンと切り結ぶ沖田−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.125下

(雑誌「獅子王」9月号掲載
発行9月1日・発売7月下旬)-090421


1986.8「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第2回」

扉絵
p.61※
腰に手をやるチャイナ服の沖田総司、手前に小夜、左下に渓谷とライフルを手にした男の後姿。−下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.124下左
挿絵
p.65※1※「膝までかかるロング・コート姿の男が、ライフルを腰だめに全身をさらした」(本文より)男はジェシー・ジェイムス、ライフルではなく拳銃、左手はポケットの中。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.68※2※レイル・ライダー4人を相手に早撃ちでしとめるジェシーの後姿。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.124上右
p.73※3※昏倒する斉藤、もうひとりを後ろから支え起こそうとするチャイナ服の沖田、左の壁には塗りこめられた人々の影。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。

(雑誌「獅子王」10月号掲載
発行10月1日・発売8月下旬)-090421


1986.9「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第3回」

ピンナップ
p.8※
(カラー)夕焼けに映える月と沖田の顔、下に小夜、原田、竜馬、左奥は山南?。−左下に「章博」のサイン。上部に「山田章博IMAGE ILLUSTRATION Akihiro YAMADA 荒野の剣鬼−沖田総司」の文字入り。
↑画集「山田章博画集」p.40
扉絵
p.107※
インディアンのいでたちの谷の番人の老人とチャイナ服で刀の柄に手をやる沖田総司、周囲は岩肌。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.123上左
挿絵
p.114※1※洞窟で手振りを交えて語る谷の番人と話に聞き入る沖田。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.118※2※空とぶインディアンにジャンプして切りつける沖田。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.120下左

(雑誌「獅子王」11月号掲載
発行11月1日・発売9月下旬)-090419


1986.10「女子日常作法−応用編− 武子さまをめぐるいくつかの出来事」

p.39〜44※全6ページ。
↑コミック「続・夢の博物誌」p.83〜88

(「コミックMOMOCO VOL.3」掲載
発行10月5日)-151005

1986.10「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第4回」

扉絵
p.43※
右手に鞘入り刀を持ち、髪を靡かせる沖田総司、周囲は岩肌、後ろには二階建ての建物。−下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.123上右
挿絵
p.45※1※突然のコロラド川の大増水に飲み込まれるレイル・ライダーたち。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.48※2※ホフマン操る機関砲車の前で逃げ惑う原田と山南。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.120上左
p.53※3※インディアンの付けていた羽を付けて谷の上空を飛ぶ沖田。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。

(雑誌「獅子王」12月号掲載
発行12月1日・発売10月下旬)-090419


1986.12「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第5回」

扉絵
p.141※
沖田総司(肩像)、バーズ(膝上全身)、カウボーイハットにコートの紳士。
↑画集「山田章博画集」p.125上左
挿絵
p.143※1※「谷の生命」を前に話し込むユニオン・パシフィック社のスタンレイ・ローバックと町長。ドアのところに訪ねてきたアープ兄弟。−右上に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.149※2※龍馬の周りで宙を飛ぶアイク・クラントン、トムとフランクのマクローリー兄弟。−下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.152※3※バードと千ドルを賭けた瞬殺のゲームをする沖田。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.124上左

(雑誌「獅子王」2月号掲載
発行2月1日・発売12月下旬)-090419


1986.12「酩酊愚人」

8ページ、全30コマ。
↑コミック「ボーナス・トラック」

(雑誌「平凡パンチ」1-5.12号掲載
発行1987年1月12日・発売12月)-090422


1987.1 「HOSHINOさん」

挿絵
p.87※セーラー服のHoshino Urikoさん(膝上全身)、バックに抽象画っぽいイラスト。

(雑誌「ユリイカ」1月号掲載)

1987.1「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第6回」

扉絵
p.229※
二本差し、右手に拳銃の沖田総司、頭上に「谷の生命」をつかむ手。
挿絵
p.232※1※赤槍を繰り出す原田左之介、後ろで見守るジェシー・ジェームスと他二名。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.237※2※フラスコやらビーカーなどが手前にあり、その向こうで対面している沖田とモーガン・アープ。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.241※3※ジェームスの部下ローンステッドとパーカーに声をかけるバード。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。

(雑誌「獅子王」3月号掲載
発行3月1日・発売1月下旬)-090418


1987.2「花仙」

p.9〜15※全7ページ、全36コマ。
↑コミック「続・夢の博物誌」p.43〜49・コミック「夢の博物誌b」p.41〜47・コミック「夢の博物誌」p.143〜149

(雑誌「WHAT」2月号掲載
発行2月1日発売1月6日)-151005


1987.2 クトゥルー・ゲームブック「暗黒教団の陰謀 輝くトラペゾヘドロン」
表紙絵※異形の者達。上から、ゴリラ型、左にヤマタノオロチ型、中央右に同じヤマタノオロチ型に巻きつかれ苦しむティラノ型、中央に目の大きなガメラ型、中央左にウルフ型。下部に行って、右がなぜか首にロープが掛けられてるのか、はたまた鉄棒が刺さってるのか定かじゃありませんが、−の犬型、中央に左の熊型に噛み付かれる巻き貝型、左隅に典型的な怪獣顔(?)。
挿絵
※1※主人公の叔父の「アーカムのはずれに立つ屋敷」(本文より)。手前に3本の樹木と下ばえの雑草と階段。
※2※アーカムのミスカトニック大学付属図書館。手前に葉をつけ、花も一輪咲いた樹木。
※3※橋のほとりに立つ男。右に枝を張った樹、手前には不気味な形の流木。
※4※「ギルマン・ハウスは五階建ての木造ホテル、ペンキもはげおち、どうらも見すぼらしい」(本文より)手前にガス灯。「GILMAN HOUSE」と看板が掛かる。
※5※「海に流れこむマヌーゼット河を中心にして、扇形に広がるインスマスは、建物がびっしりと密集している(中略)。いくつもある煙突からも、煙ひとつあがっていないのだ。高い尖塔が三つ見える」(本文より)空には幾重にも雲が。
※6※叔父の引き出しの隠しポケットから見つかった手帳。バックには、書斎の本棚に並ぶ本や書類。
※7※「道の両側に立ちならぶ家はかなりむさくるしいものになって、頽廃の一途をたどっている(中略)。沖のほうに黒ぐろと見えるのが、悪名高い<悪魔の暗礁>」(本文より)。石畳に枯木が放置され、傾いた鉄格子、崩れ掛けた石造りの家など。
※8※主人公が入り込んだ地底の広い部屋の中の「壁画や彫刻がひときわグロテスクなものになり、(中略)部屋の中央には大きな石棺が」(本文より)その石棺の彫刻が施された蓋が少し開いている。
※9※「祭壇らしきものが見え、僧服を着た二人の男が礼拝していた」(本文より)その後姿と、ドーム状の天井とそれを支える数本の柱。
※10※インスマスの建物と空の雲。
※11※「林間の空き地で焚き火がたかれ、何人かの者が焚き火をとりかこむようにしている」(本文より)。手前に根が盛り上がり不気味に枝を張る大木。
※12※海に飛び込んだ主人公を追ってくるダゴン秘密教団の両棲人間。立ち上る泡の列と、珊瑚状のものやイソギンチャクなど。
※13※乱れたベットと、開いた窓からの風で靡くカーテン。主人公の叔父の部屋。
※14※「表に柱の立ちならぶ、大きな建物がある。かつては白く塗られていたのだろうか、長いあいだ手入れもされずに風雨にさらされているので、黒ぐろとした姿にかわりはてていた」(本文より)。
※15※主人公の乗るボートに押し寄せる「無尾両棲類、ルルイエの深きものども」(本文より)。腰まで浮き上がる個体と、胸の辺りまで浮かせた後ろ向きの個体、奥にボート。
※16※酒を与えると<悪魔の暗礁>について語り出すジョシュ。頭上に回想シーンのボートに乗る3人の人影
※17※「無尾両棲類が二本足で立って、さながら人間のようにふるまっているのだ。その顔といえば、一面鱗におおわれ、蛙さながらだった。巨大な蛙人間だ。」(本文より)。
※18※前方に現われた小さな洞窟の中、「鍾乳石と石筍にびっしりとおおわれていて(中略)、壁の一部に奇妙な模様が刻みこまれ(中略)、ちょうどその中央がえぐられていて、金属の箱が置かれている。」(本文より)。
※19※マーシュ製錬所の正面で建物を見上げる主人公。
※20※教団の会館に潜り込んだ主人公が見た、地下の洞窟の前に集まる頭巾で頭を覆った黒ずくめの集団。左上には、天井を支える太い柱に異形の者達の彫刻が。
※21※「奇怪な様式の円柱が立ちならび、いたるところに原初の恐怖をあらわした彫刻が配置されている」(本文より)<悪魔の暗礁>の地下の光景。
※22※「鱗でおおわれるふくれあがった体には、鉤爪をそなえた巨大な手と、幅がせまくて長い翼があり、蛸に似た頭部には、触腕がおびただしくある。いまにも動きだしそうなほど、精密につくられた彫像」(本文より)
※23※浜辺に置きっぱなしのボート。
※24※海水を滴らせながら岸に上がってくる二体の深きものども。後ろには彼らが引いてきたボート。
※25※伝説の海底都市、イハ=ントレイ。異形のものの彫刻された柱、口を開ける龍もどきの彫られた建物、上空には球状のものが多数浮遊。
-011129

1987.2「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第7回」

扉絵
p.230※
血だらけで脇腹を右手で押さえるアープ、手前に銃身が2つ。後ろにカウボーイハットと馬車。−下に四角で囲んだ「章」のサイン。
挿絵
p.232※1※渓谷を背に馬を駆るホフマンとその一党レイル・ライダー−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.237※2※聴衆に向かって演説するヴァージル・アープとビーハン。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.241※3※うつぶせに倒れているヴァージルの死体を確認するモーガン。バックには幌馬車や家屋。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。

(雑誌「獅子王」4月号掲載
発行4月1日・発売2月下旬)-090418


1987.3 角川文庫版「新幻魔大戦」

表紙
※簪を左手に握り、毅然と虚空を見つめるベアトリス王女(座像)。着ている服は両肩を露にしたベージュのワンピース。バックに烏が飛ぶ。
口絵
※赤と白の縞の着物の俯き加減のお時(上半身)と、右片目のウルフガイ月影(胸像)。上部に表紙絵と同じいでたちのベアトリス(立像)、その両側に柱の上に彫刻−向かって左が鳥、右が人。

(文庫「新幻魔大戦」
初版発行3月10日)-020619


1987.3 「ウエスタン武芸帳Aアリゾナ剣銃風」

表紙
※(カラー)刀を鞘から抜きつつある総司、アリゾナの谷に馬に乗る一行、手前に馬上の洋装の小夜。
↑画集「山田章博画集」p.38
挿絵
p.19※1※86.2の挿絵1と同じ構図ですが、総司の目が後ろを警戒する感じに、首から下が加筆。
↑画集「山田章博画集」p.120上右
p.43※2※86.2の挿絵3と同じ構図ですが、サソリの向きが逆になり、馬上の人物もすべて描き変え、バックに丘陵を加筆。
p.69※3※86.2の挿絵4と同じ構図ですが、電極のバックをベタに、椅子の背を四角から丸に、手前の奇妙な機械のデザインを描き変え。
↑画集「山田章博画集」p.121下右
p.111※4※素手の巨漢ハワード・モーガンに刀で立ち向かう総司。
↑画集「山田章博画集」p.120上中
p.123※5※マインスター男爵のマントが変化した巨大蝙蝠に襲われ、木の十字架を取り落とす小夜。
↑画集「山田章博画集」p.119下左
p.149※6※傷を負って動けない強盗団の首領フランクと、追手のホフマンたち、中国服の総司。
↑画集「山田章博画集」p.119下右
p.171※7※強盗団を粗方退治したインディアン3人組、総司に切られ絶命する1人、もう一人が後ろで山刀を振りかぶる。
↑画集「山田章博画集」p.120中右
p.215※8※生きているグランド・キャニオンの番人と名乗る、白髪、白髭のランプを持ったインディアンの老人(上半身)。
↑画集「山田章博画集」p.119上左
p.243※9※羽を付けて飛ぶインディアンに対し、跳躍して切りかかる総司。−右に小さく四角に囲まれた「章」。
↑画集「山田章博画集」p.120下左
p.257※10※ガトリング砲に果敢に立ち向かう、原田と山南。−左下に小さく四角に囲まれた「章」。
↑画集「山田章博画集」p.120上左
(文庫「ウエスタン武芸帳@」収録
初版発行3月31日)-020707


1987.3 「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第8回」

扉絵
p.269※右手に刀、左腕には飛行用の翼を付けた沖田総司(上半身)と、西部の街の建物。
↑画集「山田章博画集」p.121上左
挿絵
p.270※1※酒場でジェシー・ジェイムスと腰の拳銃に手をやり向かい合うサイボーグガンマンバート。右手には酒壜の並んだ棚、左上に天井からのランプ。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.124下右
p.276※2※秘石「谷の生命」。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.284※3※選挙事務所でクラントン一家の面々。−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。

(雑誌「獅子王」5月号掲載
発行5月1日・発売3月下旬)-020703


1987.4 「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 第9回」

扉絵
p.269※左肩に真剣を掛けて横を向いた沖田総司(上半身)と、銀行のサイボーグガンマン、バード(全身)。
↑画集「山田章博画集」p.122上右
挿絵
p.274※1※保安官事務所前で、OK牧場での決闘を申し込むアイク・クラントン(後姿)、横にビリー・クラントン(全身)。ビリーと並んで保安官のモーガン・アープ(全身)。−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
p.279※2※総司の一刀を白刃取りで受けるバート−右下に四角で囲んだ「章」のサイン。
↑画集「山田章博画集」p.122中
p.282※3※カラクリの羽で、町長を抱えて町の上空を飛ぶ総司−左下に四角で囲んだ「章」のサイン。

(雑誌「獅子王」6月号掲載
発行6月1日・発売4月25日)-020703


1987.5 「ウエスタン武芸帳 第6話 アリゾナ群盗団 最終回」

扉絵
p.251※「OK Corral」の看板の下、左からバード、沖田総司、モーガン・アープ、ジェームス・ギャング、手前に迎え撃つクラントンの腕と銃。
挿絵
p.254※1※トラビス副大統領に「谷の生命」を見せる町長と知事。
p.257※2※鞘に収まった刀を左肩に立てかけ、スーの話に耳を傾ける総司
p.268※3※サム・クライトンを血祭りに挙げる総司、サムの影に銃を連射するジェームス。

(雑誌「獅子王」7月号掲載
発行7月1日・発売5月26日)-020705


1987.5 「真幻魔大戦」ラフ
イラスト
※1※東三千子(首像)。
※2※左手で顎に手をやる東丈(胸像)−右上に「東丈(青年)」と自筆。
(雑誌「SFアドベンチャー」'87.6月号掲載。)-001123

1987.6 「ジュディと燃える秘宝の谷」

扉絵
p.3※(カラー)ベージュの探検服を着て腰に手を当てるジュディ。バックには山と羊歯やらなにやら熱帯系と思しき植物。上部にはタイトルが日本語と「JUDY THE FIRE VALLEY」、下部の作者名もローマ字表記。
本編
p.4〜18※全15ページ。最初の1ページのみカラー、次の4ページは赤との三色刷。

(雑誌「空想科学大冒険活劇競作大全集」VOL.1掲載
発行7月1日・発売6月1日)-151108


1987.7 「エルリックの夢」
挿絵
※1※目を閉じ魔剣ストームブリンガーに右手を添える、メルニボネの支配者エルリック(胸像)。
※2※目を閉じ右手を魔剣ストームブリンガーに添え、玉座に座るメルニボネの支配者エルリック(全身像)。−同じイラストを本誌の表紙裏に使用。
※3※魔剣ストームブリンガー。
(雑誌「幻想文学・夏」19号収録。)-000423

1987.10 「ラストコンチネント」最終話 :特記事項なし。(初出「空想科学大冒険活劇競作大全集B」掲載。コミック「ラストコンチネント PART2.」収録。)-0609

1987.10 エクスカリバー

表紙
※(カラー)右下がりの斜線で画面を二分する感じ。右上に、切っ先を下にした長剣を捧げ持つ白いドレスを着た女性、長い髪が四方に舞っている−剣を中心に光の円があり、外側に発光している感じで、所々に星がきらめく。左下は、黒い甲冑を纏った馬上の男性、馬の胴までは見えず頭のみ。左上には樹木が茂り、右下には花が咲いている。
裏表紙
※(カラー)四角い枠の中に、剣の柄部分とバックに湖と森と夕陽。

(ムック「エクスカリバー」
発売9月19日発行10月30日)-070112
(初音むつなさんから画像をいただきました。)

1987.11 紅色魔術探偵団
本編※扉を含む16ページ、88コマ。内、扉と1ページがフルカラー、4ページが3色刷り。
(「空想科学大冒険活劇競作大全集D」
発行11月25日発売11月1日)-020513


1987.11 角川文庫版「真幻魔大戦 1 ビッグ・プロローグ」

表紙
※(カラー)仁王立ちのサイボーグ戦士ベガ(膝上)。映画バージョンとは違い、人間らしいボディ。バックに籐の衝立て(?)
↑「山田章博画集」p.26

口絵
※(モノグリーン)猫の額ほどしかない岩山の頂上にしがみつく少女(後姿)と、大きな羽を持ちドレス状のものを羽織った天使の骸骨。−該当シーン不明。

↑「山田章博画集」p.83下右 但しモノクロヴァージョン

(文庫「真幻魔大戦 1 」
初版発行11月25日)-020619


1987.12 エバンス夫人の失踪

p.129〜136※本編※全8ページ。タイトルのみエ「バ」ンスで、吹き出しはエ「ヴァ」ンス。
  ↑880120コミック「夢の博物誌」p.15〜22・010910「夢の博物誌a」p.13〜20・150424「夢の博物誌」p.15〜22


(雑誌「コミックムー」
発行12月5日発行)-151003


1987.12 紅色魔術探偵団第2話
本編※扉を含む16ページ、102コマ。内、扉と1ページがフルカラー、4ページが3色刷り。
(「空想科学大冒険活劇競作大全集E」
発行12月10日発売12月1日)-020513


1987.12 紅色魔術探偵団第三話
本編※扉を含む32ページ、186コマ。内、扉と1ページがフルカラー、4ページが3色刷り。
(「空想科学大冒険活劇競作大全集F CRASH!」
1988年1月20日発売日12月末日)


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作品目録1漫画・イラストなど、まるごと一冊先生の作品のもの
作品目録2表紙絵・挿絵・ジャケットデザインなど
掲示板へのご記入 山田章博先生について何か言いたいことがある方、ここにない情報をご存知の方、是非。
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砥部粧 E-mail : tobeshow@yahoo.co.jp
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